議決権制限付株式
kurogenkokuです。
2次試験本当にお疲れさまでした。
kurogenkokuも財務事例だけ解いてみましたが、難しかったですね。
本試験の緊張感の中で、あの計算問題(第2問と第3問)をパーフェクトに解けた方はかなり少ないのではないかと感じています。
ですから正解した方は有利には違いありませんが、たとえ間違えてもそれほど差がつかないんじゃないかと思っています。
ところで財務事例の第4問で、社長一族が過半数の出資を受けつつも経営権を維持するための方法として「議決権制限付株式」を答えさせる問題がありました。
この「議決権制限付株式」については実務でもよく使います。
本試験では『増資の際に「議決権制限付株式」を発行するケース』でしたが、自分がかかわったのは『分散した株式への対応策として「議決権制限付株式」を活用するケース』です。
社歴の長い中小企業の中には、創業に際し多くの方に株式を引き受けてもらい会社を設立していることがよくあります。
経営者が代を重ねるうち、経営者一族以外の株式も相続で分散してしまい、気がついてみると面識のない株主が名を連ねていてる。
現経営者:「いつかは整理しなくちゃなんだけど・・・わかってはいるもののなかなか前に進まないんだよね。。。」
一番手っ取り早いのは「自社株買い」でそれらの株式を買い取ってしまう方法なのですが、株価が大幅に上がっていて手元資金が足りない場合、現実的に困難なケースも考えられます。
そんなときには「議決権制限付株式」を活用するのが有効です。
もともと面識がないくらいですから、会社の経営権に関心はほとんどないでしょう。
「配当を優先させた議決権制限付株式」なら大概の株主はその提案を受け入れてくれます。→実際そうでした。
その他、考えられる事例としては、相続時にあける経営者一族のトラブルを防止するための「議決権制限付株式」の活用ではないでしょうか。
相続人に好ましくない人がいた場合、オーナーが生きているうちに普通株式と議決権制限株式の両方を発行する状態にしておきます。
遺言で「Aには普通株式を相続させ、B(相続人に好ましくない人)には議決権制限株式を相続させること」をうたっておけば大丈夫です。
「24 シーズンⅥ」に登場するジャック・バウアーとグラハム・バウアーのような仲の悪い兄弟がいるような会社の場合、「議決権制限付株式」の活用が有効な相続対策として考えられると思います。
でもお父さんも陰謀に加わっているのだからダメですNE。
*わかりにくい説明ですみません。。。